セッティング
6、スーツを着るだけでヘトヘトに
ウエットスーツは、力まかせにグイグイ引っ張って着ようとしても、体力ばかり消耗してなかなか着られません。
抵抗を軽減するには、水の力を味方につけること。ウエットスーツの中に水を行き渡らせながら、滑らせるように腕や足を通していきます。
プールや海に飛び込んでしまうのが手っ取り早いですが、シャワーを使うのも◎
また、ドライスーツは首や手首が通りづらいですが、ビニール袋などを頭や手首に被せるとスッと通りやすくなります。
7、タンクのベルトがしっかり締まらない
ダイビング中にタンクがずり落ちてくる事態を招かないためにも、ベルトはしっかり締めたいものです。しかし、立った姿勢で横方向にベルトを締めるのは、うまく力が入りません。
そこで、BCを寝かせてその上にタンクを置き、ベルトを締めてみましょう。力が入り、ベルトが締めやすくなります。この際、ベルトを濡らしておくと、より締まりがよくなります。
8、バルブを開けたらエアが漏れる
シューシューと音を立ててエアが漏れる場合、タンクのOリング(レギュレーターとタンクの接地面)が破損している可能性が高いです。現地サービスに伝えて、タンクを交換してもらいましょう。
9、1人で器材を背負えない
段差を利用して、器材を高い場所に置いてから背負うと、腰に負担がかかりません。
段差がない場合は、片ひざをつき、利き腕をBCに通します。そのまま利き手でタンクの底を持ち上げ、反対の手は腕を通したBCの前側をつかんで立ち上がります。BCに通していない方の腕は、ひじから入れるとスムーズです。
また、テコの原理を利用する手もあります。ぺたんと女の子座りをしてBCに両腕を通し、前かがみになります。前にてをつき、背中にタンクを乗せ、両手足の力を使うと楽に立ち上がることができます。
10、背負った時にタンクに頭がぶつかってしまう
BCに対して、タンクの位置が高いのが原因です。
BCの襟とタンクのバルブがほぼ同じ高さになるように固定しましょう。

