宮古島潜り歩き、最後は南海岸エリアの海へ。
北東の風が吹く冬場がベストシーズンで、他のエリアと比べて潜れる期間が少ないかわりに、潜れれば極上の地形が待っていると言われ、ダイバーも少ないので、まさに穴ポイントの穴場。
このエリアをメインで潜っている唯一のダイビングショップDIVE宮古島のボートに乗って、あいにくの曇り空とうねりの中、南海岸を代表するダイビングポイント「七又アーチ」へ。
船上から見る海岸線を見ているだけで、潜る前から水中の迫力を予感させられます。

長年の荒波で激しく削られた断崖絶壁の海岸線。洞窟もたくさんある
「七又アーチ」に到着すると、岸壁に巨大な穴が開いており、まるで基地のよう。
戦艦でも出てきそうです。
エントリーすると、まず、青い!
多くのガイドも「あそこは透明度や海の色がひと味違う」と言うように、思わずロタを思い出しました。
七又アーチに到着すると、船上から見たままの迫力ある世界。
奥行きと広がりのある洞窟は、これまで潜ってきた地形ポイントと違い、造形美という意味では、最もゴージャスでした。
宮古島を初めて潜る越智カメラマンも「ケーブの中から光と影でケーブの美しさを表現する地形ポイントはたくさんあるんだけど、外側から撮影して、これだけの迫力を表現できるのは唯一かもしれない」と絶賛。
台風のうねりで、地形ポイントはもう1本しか潜れませんでしたが、12~3月には風が安定し、ザトウクジラやマンタとの遭遇も期待できるという南海岸エリア。
ひと味違う宮古島を味わいたいなら、絶対にオススメです。
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